フィジカル



今、朝3時である。ローマ戦から今milanelloに着いたが、すぐには寝れないのでPCをいじっている。先日のbari戦は4時だったので 若い頃のようには身体が動かない。
ところで、先日、ワールドカップ本大会予選突破のための奇策が必要を言い、その中でフィジカルの違いを強調した。
今日はそれについて書くことにする。
私は、日本人は、決して世界に負けない物を持っていると思っている。しかし、それは自らをよく観察しなければ理解できないだろう。
世界を真似していては、理解することは、100%不可能である。だから 外国人監督の方が、日本人の特徴を理解し易いし、采配し易いのかもしれない。しかし、これも捉え方1つで変わってくる。
外国人(白人、黒人等)は、それぞれ自分たちの特徴を考えて、それにあったトレーニング、戦術を考えだしている。最も簡単に理解できる例として、天候によってその国のサッカーが違うということである。最近こそ世界中の競技場のコンディションが均一化してきているが、雨の多い国、暑い国、寒い国でサッカーは当然変わってくるし、トレーニングも違うのは当然である。(2006年のドイツ大会にウクライナ代表に帯同した時、サウジアラビアと対戦したが、彼らは、小雨の中での試合経験が大変少ない。見るから冴えなかったことを憶えている。)
それに加えて、背が低い、高いという人種でも違うだろうし、また、宗教、その国民性からも変わってくるのは想像できるだろう。
この写真を見てくれれば日本人が、いくら頑張ってもこのような身体にはならないことは分かるだろう。
これを見てもどちらが大腿部か腰部か分からない。
こんな身体持っている相手に負けないための解決策は、2つある。
1つは、このようなフィジカルの外国人と日本人が結婚し、子供を作ることである。これが一番簡単である。
もう1つは、彼らが出来ないことと我々日本人が出来ることを理解、研究することである。
先日、isokinetic machineで脚力のテストをしたが、そのデータは、日本人より低かった箇所があった。また、以前、清水エスパルスで働いていた時もブラジル選手は、日本人選手よりも低かった部分があった。
サッカーにおいてフィジカルは、とても重要である。しかし、フィジカルがすべてではない。同じ戦術で戦えば、当然、結果はフィジカルの差がでてくる。そして フィジカルの重要性が話題になる。しかし、サッカーをもっと日本人にあったものに変えることも必要ではないだろうか。
私が小さい頃、ミュンヘンオリンピックでの男子バレーボールはその良い例かもしれない。
日本人は、瞬発力があるし、緻密なことができる。そして限界まで力を発揮できる能力と集中力があると思う。

コメント

  1. 体格で言うと、
    スペインやメキシコなんかを参考にすべきでは?とよく言われますが、
    育成過程でリーグを含め国のスタイルが一貫している所は
    強いと思います。

    もしくはチリの様に監督がうまく戦術を浸透・融合させるか。

    まだまだ日本は自分を知らないのかな?と思います。
    メディアのせいもありますが、直前の迷走ぶりは寂しいです。

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  2. 日本人の特性・・・現在の日本の監督さんは
    ちゃんとそれを分かって戦術を立てているのでしょうか?

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  3. ご無沙汰しています、いつも楽しく家内と楽しく読ませてもらっています。本当の世界を知っている人間ほど、日本人の良さ特性を引き出せるのではないでしょうか?私も留学中、日本人は世界で特性を生かせば戦えるのではと、いつも思っていました。本当に世界で戦えるサッカー、プレイスタイルを追求しないといけないですね。

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  4. これ、ロナウジーニョのおしりですな!?
    はずれてたらスミマセン。

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