ワイン

最近、異常な円高である。というより、ユーロ安がひどい状態となっている。
イタリア滞在10年の為替チャートを見てほしい
ユーロに統合して最初のレートが、たしか1ユーロ138円と記憶しているが、当初はイタリアの物価も上がっていなかったことに加えて円高だったため、イタリアは日本に比べかなり物価安い国と感じていた。
しかし、私のACミランでの当初の給料は、エスパルス時代の5分の1だったのでその恩恵は全く受けることが出来なかった。
ただ、子供達も小さかったので、毎日、パスタ、時々生ハム、モッサレーラ等で、日本人からしては羨ましいかぎりの食事ができ、納豆が懐かしく思う子供たちに、日本では食べれない物を食べているのだから幸せだなーとしきりに言ってきかせた。
加えて、スーパーで購入するワインは、当時の為替で一本300円で中堅の美味しい物を手に入れることができた。
日本にいる時は、お酒に弱い奥様もワインで次第にアルコールに慣れてきて、今では、二人で1本を簡単に開けれるほどになった。今日も奥様は、ワインの試飲会に行くようである。こんな時でないと美味しいワインは、味わえないから というのが本音だろうと思うが どうだろうか。
ワインと言えば、カフ―の誕生会に夫婦で招待された時、彼が、自分の生まれた年のワインを数種類、御馳走してくれたが、飲みなれない味にとてもじゃないが、美味しいとは思わなかったことを憶えている。
さすが お金があると 自分の記念の年のワインを何百本も倉庫に持っているのだろう。
そこで 私たちも考えたが、私たちの生まれた年のワインはもう高くて手がでない。
結婚記念日の物もちょっとむずかしい、子供の生まれた年もダメで、結局、イタリアに来た2000年産のワインを2本買い、ここを去る時に夫婦で飲もうと言うことになっている。
いつこれを飲むのだろうか。まさか 今月ではないだろうと思っている!

コメント

  1. 2000年産でも10年物なんですね・・・
    まだまだ飲まないでしょう!

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  2. 赤ワインであれば,保存さえ良ければあと10年は開けなくても大丈夫!

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