トヨタお前もか

家のオヤジが、良く言っていた言葉に、「職人は 親の死に目に会えないほど 厳しい世界である。」これを何度も言っていたことを子供心に憶えている。職人というのは、頑固で、融通が利かず、あるこだわりがある。仲間に入れたくないが入れないと何かが足りないといったことになる。
最近では、職人的という言葉は、だんだん廃れて来ている感じがするが、世界のどこにも その職人がいる。
やはり、何かにこだわることの重要性は、本物を知っている、または、理解している人間だから 自然とそうさせるのだろう。
私みたいな軟弱者は、足元にも及ばない世界であると思っていたが、最近は、そんな職人肌の人間を周りの人間、つまり、その人間を引きたてることが出来る人間がいなくなってしまっているのだろうか。

日本の代表である自動車産業は、この職人のこだわりの積み重ねから出来あがった日本が誇る産業であろう。
納得がいくまで繰り返し、調べ、試し、また 考える。そこには、妥協もなく、真実を追及する魂がある。自らの想像とアイデアから、作りだされた根性の結晶が世界をリードしている日本の自動車産業と思っている。
しかし、そのこだわりが、通用しなくなってきているのか、そういう職人的な気質の人間を採用できない企業になってしまっているのか 大変心配である。
正しい物は 正しいといい、無理なことは無理と社長の前でも平然と言える人間、そんな人間を大事にできない企業になってしまっているのか。
創業者は、みんなその職人だったはずだ!
今回のトヨタのリコールは、私にとって日本人のアイデンティティを傷つけてしまった悲しい出来事であった。

コメント

  1. 元々は職人気質があっても大企業の中で
    それを発揮しにくくなっているんでしょう。
    大きくなればなるほど
    人がいっぱい絡んでくるんで
    なかなかうまく動いていかないんだと思いますよ。

    返信削除
  2. Tomendo氏が引用している記事で「脇に置かれた」部分に問題があるのかも。
    カローラとレクサスLSの販売価格の差は5倍以上だけど,原価は大して差がありません。まあ開発費が違うけれど,それも「ドアを閉める音」とか,どーでも良い部分に神経を注ぐのが日本の美点でもあり,問題点でもあります。
    だから,バルブスプリングなどは,カローラの5倍精度が高くて5倍強靱なものを使っているわけでもなく,しかも「我が社も早くベンツに勝てる車を!」と,コストカットしながら新規開発を進めていた時代のものなので,結果論からすれば,こういう状況も不思議ではない,ということかもしれません。
    トヨタはもともとエンジンを作る技術が弱かった会社で,2000GTだってエンジンはヤマハ製だし…っていうのは昔話だけど,今回の記事でそれを思い出しました。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

日本のプロスポーツ界における医療システムの未熟さ(1)

staff meeting

お知らせ