捨てる勇気

ここ最近、身も心もリラックスしている。
その理由は、昨日も書いたが、時間的な余裕ができたことだろう。
来年度のミランの医療体制は、毎度のことだがガラッと変わる事になった。しかし、昨年の今に比べれば、気分的には楽である。というのは、今度の新しいドクターは、私が、トップチームで働くようになった1年目に一緒に働いたドクターだからである。右も左も分からない私に対してそれなりに対応してくれていたし、何よりも感じたことは、彼にはハートがあることだ。
来年度は、彼がミランの医療責任者となり、全権が彼に与えられたのである。
来年度は、今年度の我々スタッフから、2人ほど削られるらしいという噂があるので、それを彼が決めるのであれば、たとえ、私が職を失っても仕方がないかなと思っている。しかし、家族からしてみれば、そんなこと言われたらたまらない。石にかじりついても留まってほしいに決まっている。
まあ、これから何があろうと生きていかねばならないし、家族を養っていかねばならないので、私が一番嫌いなこと、「コツコツ地道にやっていくこと」が必要なのだろう。
そして 「一番得意なこと、したいこと、しなければならないこと1つに集中すること」なのだろう。
これは、以前から分かっていたことだが、そんな時、このブログを読んでさすが違うなと感じた。
余分なもの つまり、一番ではない物を捨てる勇気が必要なのだということだ。それが世間と勝負できることかもしれない。


大西宏氏のブログ 5月27日(イノベーションというのは1000の可能性に「ノ―」ということ)

ジョブズ氏が言う「つまらないものは捨てろ」の意味 










コメント

  1. 4年前からメッシ選手には注目していて応援しています。グロースホルモンの病気で体が小さいことを自ら言っていますが、サッカーに対するメンタリティの強さといい他の人のことを思いやることができる懐の深さといい "正しい一流選手"なのです。彼には捨てた方がいい " bad pride" などありません。いつもその "good pride" を持っているでしょう。

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  2. 捨てなくてもこっそり持っててもいいと思うんですけど・・・

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  3. 世の中で常にベストを目指すことができるとしたら、それはジョブズやメッシのような天才たちだと思う。
    残念だが私にはそのような才能はない。だが、さまざま対峙したシーンの中で、ベストを尽くそうと努力することはできる。
    貴殿に対して今、ミランはどのような選択が可能なのだろうか?「一番得意なことに集中」したことに対する評価か、あるいは「2人ほど削減」される対象であるか。
    この夏に久しぶりに会えないのは残念至極である。朝日の記事で満足することにしよう。
    貴殿が単純に達観したわけでなく、「渚のバルコニーで待ってる」の文末に記されたように、「来年の夏まで」と、自信を持って素敵なオフシーズンを過ごされていると、私は信じている。

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