これも監督の仕事

どうもブログ更新が以前のように進まない。
引越してから食卓が小さくなったので ワインを飲みながらパソコンが出来ない。

ところで、カラッゼ選手がジェノアに移籍してからも 時々、お呼びが掛かって治療をしているが、以前とかなり身体が変わってきた。その兆候を感じたのは、移籍後1カ月半位してからである。
彼は、移籍して初戦こそ試合に出たものの、その後、ずっとベンチ、そして、ようやく2試合連続で出場したかと思えば、成績不振で監督交代、また、新しい監督のもとでベンチに逆戻り、まあ、こんな感じで昨年とあまり変わらない出場状態であるが、肉体的にはかなり変わったのである。
どう変わったかと言えば、脂肪がとれたのである。
彼は、特別なトレーンニングを進んでするタイプの選手では無いことを知っているので、その練習内容を聞いてみると、納得がいくものだった。
あれだけの脂肪の付いた身体が、これだけ絞られるのだから、かなりエアロビックのトレーニングをしたのだろうと思い、練習でかなり走るのかと聞いてみたが、その答えは、ボールを使ってのエアロビックトレーニングが大半であるから、本人としては、苦にならなかったようで、自然に身体が絞れたと言っていた。また、ダッシュ系のトレーニングがミランに比べて少ないため、疲労感が少なく、身体が動くようになったと言っていた。

フィジカル関しては、試合に出ている選手と、そうでない選手とでは、根本的にそのやり方を変えなければならない。それに加えて選手の持っている運動能力も考慮しなければならないから簡単ではない。

今、世界中で、多くのチームにフィジカルコーチを置いているのが、当たり前になっているが、選手のフィジカルの質的重要性、量的重要性は、監督のやる練習が90%を占めるものだと思う。
あくまでもフィジカルコーチの仕事は、その補足であるという事を改めて考えるべきではないだろうか。
基本的に選手の身体は、パワーフルな選手は、疲れやすく、持久力がない。反対に持久力のある選手は、疲労がたまらないが、パワー、スピードがない。この両者をどうやって育て上げるか、また、維持するかである。それに加えて、体幹、身体のバランスを作り上げ、維持しなければならない。

先日、ウルグアイから来た若い選手とフィジカルの話をしたが、あちらウルグアイでは、監督の練習は、フォーメーション練習などでほとんど動かないそうだ。しかし、フィジカルの練習になると、とことん走り込むそうで、例えば、200m走を10本を3セット~5セットやるのは、当たり前だそうだ。
選手の1試合の移動距離が、6kmから12km位だから 200mを10本3セットで6km走ったことになるから十分だろう。(これは単なる指標だけけで これがすべてではない)
しかし、練習最後の20分程のミニゲームでは、ミランのような激しさが全くなく、もっとリラックスしてやっているといっていた。
彼にとっては、同じサッカーをやっているにもかかわらず、練習のやり方、進め方が全く違っているので、最初は身体が馴染まなかったようだ。

私は、走れない選手、スピードのない選手、また、それぞれを備えている選手等をどう使うか、そして どう維持していくかは、監督次第であり、監督の仕事であると思う。
むしろ、フィジカルコーチ的なポジションには、もっとメディカル色の強いアスレティックトレーナー的な人材が要求されるべきだと思う。
なぜなら、監督には、それぞれの選手のサッカーセンス、肉体的長所は見付けられるが、その選手の弱点を見付け、それを補強するノウハウは、備えていないからだ。

したがって、サッカー経験者であり、、医療関係者でありながらフィジカルに興味のある人材は、とっても価値があると思うのだが

そう !私みたいな!
(と思っているのは、自分だけかー!)

ここに行きつくまでにちょっと苦労しました!!!
今日は、私のピーアールでした。


コメント

  1. じゃあ オレもちょっと自己PRしちゃうかな(笑)
    うちの大学のチームが10年かかってやっと東北地区大学リーグの1部に復帰しました。スポーツ推薦もない大学で、選手は入学してから入部してきた学生をなんとかやりくりするんだけど、なかなかやりがいはあるよね。まあ、1部の大学はほとんどがスポーツ推薦のチームなのでまずは残留目指して頑張ります。
    ところで、フィジカルはやっぱりボールを使ったサッカーをしながらが一番良いとオレも思う。なぜならサッカーを上手くするためにはサッカーをする必要があるから。
    わが街仙台に、ベガルタ仙台と言うJリーグ1部のチームがあるんだけど、今年のフィジカルコーチは韓国人でそのコーチはかなり股関節回りのトレーニングをするらしい。それで今年の選手はお尻回りがでかくなり、筋肉系の怪我が減ったそうだ。でも、結果としては最終戦まで降格争いをしているんだけど・・・
    上手く言えないけど、フィジカルの成果と試合結果は一致しないかもしれないけど、怪我がなければ一致する可能性は高くなるよね!?

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  2. ごぶさた。TONOです。
    相変わらず良く見ていますが、あんまりコメントできずにいます。
    理にかなった考え方だと思う。最近、進化してゆくためには身のまわりにある常識を如何にして壊してゆくがが問われると思っている。ただ、変化に順応してゆくには苦痛を伴う面もあり、組織を変えてゆくには様々な工夫や説得が必要だ。そうした意味で、プレゼンテーション能力を養う重要性も身にしみて感じている昨今である。
    ついぞ忘れていて恐縮だが、”馬油”の件、
    どうも良い知恵がです済まん。

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  3. ここでアピールしてないでいろんなチームにアピールしないと!

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