海外遠征

今週は、同級生の磯部君がミラノ経由で ウクライナの ディナモキエフと少年の交流試合をするために来欧した。
彼は、もう10年もの間、ミラノ経由でミラノはもちろん、リスボン、イスタンブール等で自分のクラブチームを連れて来ている。
去年、今年は、ウクライナの ディナモ キエフである。私のミランでの友人があちらでGMをしているので彼を紹介し、実現した。
私は、子供達には、なるべく現場を経験してほしいと思っている。
他人事でテレビで観るのと現場に行って観るのでは 明らかに違うのである。それは 試合だけではない。
数年前にサンシーロスタディアムでユベントス対ミランの最高のカードを観ることが出来たのである。
彼らが入場するのと同じ頃、ユーベファーンも入場し始めていたのであるが、その際、暴れて ミランファンと衝突した現場に出くわしたのである。
子供達は、対岸の火事のようにそれを珍しそうに見ていたのであるが、私も帯同していて、「見ている余裕のなどないので 早く逃げろ! すぐこちらまでやってくるぞ!」と言って子供達を避難させたことがあった。
最初は、珍しそうに他人事のように思っていた子供達は、急に顔色を変えて非難し始めた。その危険性の度合いが分からなかったのは当たり前であるし、日本では起こらないことである。
そして、今回は、地下鉄でスリに出あった子供がいた。パスポート、チケットはやられなかったから良かったが、これも地元 静岡では 経験出来ないことであろう。
やられた選手は、今回の遠征で、自分の試合のこと、ナポリ対ミランの試合のこと以上の貴重な経験と思い出を作ったことになる、この経験が海外遠征の重要な点であろう。

日本は、平和なのである。

磯部君は、子供たちをなるべく現場に近付けるため、観光バスを使わず、地下鉄を使い、昼食は、競技場の近くで各自勝手に買って食べさせたりと工夫している。その分引率者は大変だが、良い経験となっていると思う。

コメント

  1. ほんとに日本は平和だと思います。
    その国をその国の公共のものを使ってみることは
    とってもよい経験となるでしょう。
    それを一生の宝としてほしいですね。

    返信削除
  2. イタリアに行くと周りに目を配り緊張します。
    日本に戻るとこののどかさ…

    スタジアムの雰囲気も、盛り上がりも違うし、
    週末の試合への依存度もまた深い人は限りなく深い。

    違ったモノ、コトに触れるのは自分を変えますね。
    特に子供の時は新しい世界に触れるのは良い事じゃ無いかな?と思います。

    返信削除

コメントを投稿

人気の投稿