同情から怒り

最近の日本の状況に対して イタリア人は、「可哀想という同情心」から「何やってるの日本は!」という怒りに変わって来ています。
説明しなくてもお分かりでしょうが、原発に対する対処が、あまりにも適切ではないことを指摘しているのです。日本政府が悪いのか、東電が悪いのか、それとも どうしようもない事なのか?
皆さんはどう思われるのでしょうか?

昨日、いつものフランス人のご婦人(地震が起こった翌日、すぐにエンドウの親戚等は無事か、何か必要なことがあるかとメールをくれた方です)の治療に行って来たのですが、こんな状態になっている日本について 次のように私に聞いてきました。
「日本国民は、この原発事故に対して、今、怒っているのか」という質問でした。
私は、当然 怒っていると 答えたので 納得しているようでしたが、彼女達のような外から見ている外国人には、東電、日本政府の対応に対して日本国民が、怒りを示すのが当たり前と考えているようです。つまり、原発事故後の対応、そして その後の状況の告知等に 日本国民は、納得しているのかどうかに関心があったようです。

こちらヨーロッパの方は 主張がハッキリしています。権利を主張します。そして、自分を守るのは政府ではなく、自分自身であると思っています。だから、日本国民は、政府の対応に当然、怒りと憤慨を憶えているものと思っているようでした。
みなさんは、どうですか? 
日本に住む私の友人は、このフランス人のおばさんのようにアグレッシブな方はだれもいませんでした。
「しょうがないな」 「運命かな」「まさか、政府が嘘をついてはいないだろう」という感じの答えばかりでした。

正しいと思う事を突きつめる勇気と根性と精神力が、海外の方が多いようです。
どんな小さな勝負事でも負けたら悔しいと思う気持ち、そして、間違っている事に対して真実を追求する気持ち、これらが我々日本国民に必要ではないかと思いました。

コメント

  1. 日本人の場合、どうしても声高に叫ぶことって少ないですよね。
    ただ薬害エイズ訴訟とかそういうことでも
    ちゃんと言うところは言ってるわけで
    デモしたりそういうのが少ないのが
    欧米の人たちには怒らないように見えてるだけかもしれません。

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  2. 残念ながら途中から情報が一切出なくなったので、かなりマズい…と感じています。不信感は強いですね。
    でも怒るほど、期待も信用もしていないのも事実で、欧州は怒る事で国が改善されるという期待感があるのかな?と感じました。

    自分の身は自分で守らないと…と思うのは同じです。

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