何が奮い立たせるのか
トップクラスのスポーツ選手の選手生活は、短いといっても 10年以上はある。
選手は、世界のトップクラスに登りつめるために無我夢中で何年か過ごし、それからそれを維持、または、それ以上に登ろうとする。
しかし、私が思うに、その選手が、今を維持しようとする思考は、すでに後退の始まりであり、やはり、向上を意識していないと維持は、難しいと思う。
戻ってきたカカ選手の行動を見ているとそれを強く感じる。
ミランが、強かった時代は、そんなのが当たり前だった。
ガツーゾ、ザンブロッタ、カフー等は、コツコツと地道な努力をしていたのが良く分かる。
最近は、そのような選手が、少なくなった。
契約の最終年がくると、私生活をただし、身体も締まるように努力する。
その努力が試合に現れるようになって活躍し、そして、再び、複数年契約更新がされると、向上心などはなくなり、適当となってしまう。
世間でも多分、こんな人が多いだろうし、私もその一人であるかも。しかし、私には、まだ、モチベーションがある。それは、4人の子供の養育費を稼がなければならないということだ。
私の事はどうでもよいが、そんなモチベーションの選手をどう扱うかは、やはり、クラブと監督の技量であり、強いチームには、それが備わっていると思う。
トップクラスの選手がトップレベルの選手でいるためには、何かの刺激が必要であり、それによってモチベーションを上げ、それを維持することが重要な要素となる。
モウリーニョ、カッペロ等の監督は、その面でも優れているように感じる。
能力以下にしかやっていない選手のモチベーションを知らぬ間に引き上げるという雰囲気作りは、重要のようだ。
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