外人枠
明日の試合が終われば国際試合の為にリーグが中断する。 私は、一時帰国することになる。ミランは、引き分けが続いたが、一昨日の対オリンピコス戦に勝ち、ようやく良い雰囲気になってきた。
ところで、2018/9/21日経電子版のスポーツ欄で 「日本サッカー世界への挑戦 > 記事」で大住良之氏が記事を掲載していた。
この方は、日本サッカーのジャーナリストの先駆者であり、その時々の社会と世界のサッカーを背景に日本のサッカーのあるべき姿、進むべき方向を示してくださっている方のでとてもありがたい。
しかし、今回の記事には、何となく違和感があった。
いつも世界中でこの件は話題になっているが、それぞれの国によって対応は異なっている。
何の話かと言うと、「外人枠」の話である。
私は、外人枠は、もっと緩くても良いと思っている。
J1は、外人枠制限なし、しかし、J2は、アジアの国籍の選手枠以外は、日本国籍と言うのが良いと思っている。
サッカー人気を上げる。日本人選手のレベルを上げる。という事ができると思うからだ。
世界のトップクラスの選手と一緒にやることは、チームメイトであろうと対戦相手であろうと何よりもやっている選手が成長する。
そして、私は、選手が育つ(成長する)のは、監督(指導者)の育成力(指導力)など当てにできないと思っている。
J1リーグが世界トップのリーグ、もしくはアジア最高峰のリーグであってほしいし、J2リーグが国内選手を育成し、J1クラブがJ2クラブの良い選手をスカウトし、可能性のある選手をさらに成長させる。
そこにシステムとして、自然に選手が成長する形ができると思う。
なぜ、イタリアには、優秀なデイフェンス選手が育ったか? それは、世界の優秀なフォワード選手と毎試合闘かったから嫌でも成長してきたと思う。
ロナルド(ブラジル)、シェフチェンコ(ウクライナ)ロナルジーニョ(ブラジル)等と対戦すれば、マルディーニ、カンナバーロ、ネスタ(イタリア)等、優秀なディフェンスの選手は育ってくる。
加えて、戦術もより創造的なものを作るようになってくる。
外人枠撤退で何が問題なのか私には分からない。
私は、静岡、清水の出身だが、エスパルスの若手が、世界のスーパースターがいるクラブと対戦してどれだけやれるかを観れるなら、テレビ観戦せず、スタディアムに足を運ぶだろう。
若手の金子が、世界のスーパースターをチンチンにドリブルでやり込めるのを観たい。そして応援したい。
そんな風に思っている。
色々な意見や考え方があると思うが、少なくとも指導して選手は成長するものではない。環境、システムが成長させるのだと私は思っている。
環境は、簡単に変えることはできないが、制度、システムは、お金もかけずにすぐにでも変えられる。
ただ、勇気のあるトップがいればの話だけれども。
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