ミニゲーム



こちらイタリアでは、通常の練習の最後は、ミニゲームを20分程度やって終了しますが、このミニゲームに対する選手たちの本気度は、多分日本の選手、練習では考えられないもので、本気で、「勝ち」を意識してやっています。
若い選手が、必死なのは、分かりますが、年配選手の気合の入り方は、公式戦と同様で、とても熱いのです。

日本の指導者が、私にミランでは、どんな練習をしていますか?
と よく聞かれますが、たいした練習は、していませんし、日本と変わりませんよ。と答えますが、それは、本当です。

しかし、何が違うかというと、この練習の最後のミニゲームでの選手の本気度です。
これは、絶対に観る価値があります。
何しろ、時には、喧嘩になるときもありますし、審判(コーチ)の判定でもめて、続行不可能となったりすることもあると言えば、皆さんにも想像がつくと思います。

これが、プリマべーラ(18歳前後のチーム)日本でいうユースより少し年配クラスの練習では、荒れ始めると 選手同士の削り合いとなるため、そこで練習を中止にすることもあります。

とにかく 何がそこまで本気でやらせるの?と選手に聞きたくなるくらいです。

しかし、こんな激しく、本気度100%のミニゲームも ミランが全盛時代のミニゲームは、惚れ惚れするプレーの連続で、「お見事」の一語に尽きるプレーばかりでした。
ロナルド選手など最たるもので、相手選手との賭け引きは、彼がボールにタッチするたびに何かを魅せてくれるものでした。
また、カカ選手もその良き時代で、素晴らしいプレーを見せてくれました。

そんなカカ選手が、先日からミランに復帰しました。何年振りの復帰なんだろうか。
そして、彼は、この数日間に今の同僚とこのミニゲームをやっていますが、何を感じただろうか。
 同じミランでも昔と今の違いをかなり感じているのだろうと思います。

今日は、そんなことを思いながら、そして、古き良き時代のミニゲームを思い出しながら、同僚のモロージと観ていました。




コメント

  1. なるほど~。本気のミニゲーム、見てみたいです!

    カカは4年ぶりのミラン復帰ですね。
    4年の間にだいぶ若い選手が増えたので、こういったミニゲームも含めて、カカのプレーから良いものをたくさん吸収してもらいたいです。

    全くの余談ですが… ひとつ前の投稿で、遠藤さんが同世代だということを知りました!(笑)

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