一時帰国





29日の ダービーは0対4の見事な敗北であった。何が悪いのかは、考える人が考えれば良い。
ところで 家族が同じ29日に2週間の日本遠征から帰って来た。子供それぞれが、いろいろな物を買ってきたが、満足したこと、がっかりしたことがあるようだ。

14歳の長男は、日本の携帯電話が欲しくてたまらなかったが、イタリアで使えないために断念した。イタリアではSIMロックが解除されているため、何処のメーカーでも問題ないのだが、日本はそうではない。また、こちらの大半の機種は日本語が使えない。10年前は、日本の携帯は、とてもイタリアのそれと比べてファッション的(機能については分からない)にも遅れていたような気がするが、ソフトバンクの進出でどうも逆転しているようだ。私も日本の友人と携帯からEメールを送りたいが、日本語ソフトは使えない(使えるソフトもあるが使い勝手が悪い)。また、IPHONEは、使えるけど値段が高すぎる。

それから、靴に関しては、日本の方が安いので買ってこようと思ったらしいが、こだわりがあるこの長男は、日本には、センスのある靴がないそうだ。私にはまったく分からないが、同じナイキの靴にしても違いがあるそうだ。結局、かれは、ろくに買ってかなかったので、翌日、NOKIAの携帯を近所の家電店で買ってきた。

12歳の娘は、100円ショップとお菓子がほとんどだった。イタリアにはそれなりにお菓子はあるが、子供用はあまり充実していない。大人用のお菓子(チョコレートも高いし、大人もクッキーとかをよく食べる)は、大変充実している。じゃがバタなどのようなイモ類のお菓子は、絶品である。

16歳の長女は、一番充実した時間を送ったようだ。何しろ普段、FACEBOOK、ミクシ―等で昔の友人と連絡をとっていたので その友人と会うために浜松、東京等いろいろな所に出かけた。
また、付けまつ毛等の化ける道具もたくさん買ってきた。こちらは、中学生くらいから化粧を始める子がいるし、学校の規制はない。実家でも化粧に付けまつ毛、赤毛に染めて、昔で言う不良少女の格好(今は、それぞれ呼び方があるらしい)に憧れ、それに近付けたことで満足していた。彼女曰く、「イタリアには、このような物こんな値段でないのよ」と言いながら付けまつ毛を10セットも買ったと自慢げに見せてきた。まあ そういう年頃だろうけど、素顔とはかけ離れた顔を作っているのでサーカスでアルバイトを始めるのかと聞きたいところだがやめた。実家の母親が、女房に「友則君は何も言わないの?」と言われたそうだ。まあ、若いんだし、何でもやってみることは良いことだ。と思っている。

それから 私の鍼灸学校時代の友人宅に一泊この長女だけ泊めてもう事をお願いした。
いろんな家族、人の話は、聞いた方が良いと思ってお願いした。彼女は、その友人宅での会話で一つ考えが変わったと帰国後すぐに言ってきた。
友人の奥さんに「あなたの将来の夢は?」と聞かれ、「キャビンアテンダントになること」と誇らしげに言ったら、それに対して、「あら それは、小さな夢ねー!日本語、イタリア語、英語が出来るのにもったいないな!もっと大きな夢かと思った」と言われたそうだ。それから、数日考えて、この夢を止めることにしたらしい。もっともっと大きな夢にするそうだ。私たち両親は、以前より、彼女の気持ちを逆立てないように今から決めないで違う仕事ももっと考えたらと言っていたが、全く変える気というか聞く気が無かったのでありがたいことであった。


photo:帰国報告会として 郊外のPIZZERIAでの昼食、それぞれの注文したピザ全部で6タイプ。

コメント

  1. >昔で言う不良少女の格好

    この表現に非常にウケました。
    お父さん、いろいろ大変ですね!

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  2. ちょっとちょっとちょっとー!!!
    遠藤さんお知らせが遅すぎますよー!!!
    もっと早く言ってくれればいいのにー!!!

    C.Arai

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