砂糖

オリーブオイルのタイトルでコメントを頂きましたので、イタリアの料理について知らなかったこと(私だけが知らなかったこともしれない)ことを書きます。

イタリアの食後は、ドルチェで締めくくりますが、その後、酒飲みは、食後酒としてたまらなく甘い酒を飲み、最後は、砂糖をふんだんにエスプレッソコーヒーに入れ、そこに残った砂糖をティースプーンですくってなめたりもします。
何しろ、ビックリする程、こちらの人は食べますし、最後の糖分の摂り方は異常と思えるほどです。
しかし、私が知らなかったのは、こちらは、料理には、全く砂糖を使いません。日本のように醤油で味付けをしないからかもしれませんが、最後に満腹感を感じるために砂糖を摂るのでしょうか。
油は、すべてオリーブのみ、肉は、塩、コショウの味付けが大半、サラダのドレッシングは、大変シンプルで、オリーブとアチェット(お酢)とレモンです。他は邪道です。
したがって、素材を100%生かした食べ方が一般的となります。
私が、最初にイタリアに来て、マッサーロに連れて行って貰ったレストランでのフィレット(フィレ肉)のステーキの美味しかったことは、今でもはっきり覚えていますが、タレなど一切使わず、塩とコショウだけで、勝負は、新鮮さなのでしょう。
イタリア人は、日本人の食生活を大変ヘルシーと言っていますが、現在の日本食は、カロリーこそ少ない感じがしますが、本当に健康的な食事を摂っているのかちょっと疑問です。イタリアのように素材が悪いと料理が台無しになってしまう方が、日本の調味料とか、隠し味がない分、良いのかもしれません。まあ 料理の事は、全く興味がないのでこれくらいにします。

ところで 私が一番好きなもの、長年経っても飽きないのものは、これです。
ブレザウラとグラーナとルッコラにオリーブオイルにレモンを掛けて食べる。つまみにしても良いし、メインディッシュとしても良いものです。決して高いものではなく(日本では知りません)、私は、ミラネ―ロでいつものブレザウラというと、これを出してくれるようになりました。

コメント

  1. アカウントが何だか分からなくなってコメントできず、久々の書き込みになりました。
    オリーブオイル、砂糖、後は塩とワイン、チーズ、北イタリアでは生クリームとバターの使い方さえ覚えてしまえばイタリア料理の腕が上がること間違いなしです。
    うちの店でも油は全てEXヴァージンのオリーブオイルで、砂糖は料理には一切使いません。
    味付けは塩とチーズ(醤油のように使います)がほとんどで化学調味料の類は全く使いませんが、お客さんには好評です。料理教室でも生徒さんから「これだけ!?」といった声をよく聞きます。
    ほんとに素材勝負といった感がありますから今の日本の野菜の高騰には参っています。

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  2. リンク先ではないですが、私はイタリアで生ハムメロンの美味しさに目覚めました。日本のメロンやハムとは違いますね…

    あと水牛のモッツァレラ。カプレーゼも必ず食べますが、これもオリーブオイルと胡椒でしたね。なるほど

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  3. 私も「日本食=健康食」という図式には疑問を持っています。

    その最大の理由は,日本食は糖分を知らぬ間に摂りすぎているのでは?ということです。肉じゃが,炊き込みご飯,野菜の炊き合わせ,なんとなく健康食っぽいけれど,みんな砂糖やみりんをけっこう使っています。ご飯などの炭水化物もたくさん摂取しているし,食事の欧米化だけを悪者にするのも,なんだかなあ。

    けっきょく日本人は酒飲みを含めて甘辛いものが大好きですね。なんといっても日本酒の超辛口は,ワインでは甘口のレベルです。

    ところで今回のメニューもおいしそうですね。このハムをNZで探すのは難儀しそうですが,なにか代用できるもので挑戦してみよう。オリーブオイルは必須ですね!

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  4. ブレザウラとグラーナとルッコラにオリーブオイルにレモンをかけるサラダ?なのかな?
    とてもおいしそうですね。

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