就活という疑問

最近、就職活動という言葉をよく耳にします。そして、就職先がないということも同様によく聞きます。
しかし、私が職人だから、そう思うものなのかもしれませんが、我々の世界で、就職先がないというと言うことは、どういう意味かと言えば、実力がない、能力がないという事を意味します。
これは、医者でも弁護士でもある意味同じだと思います。
したがって、ある種のスペシャリストには、この就職活動という言葉には縁がないと思うのです。職人は、どこかの会社に入って自分を鍛え、人に無い物を身に付けていくものだと思うのです。
例えば、サッカーの監督になりたいけれども、Jリーグでのクラブに就職先がないと言ったら、世間から笑われますよね。つまり、それは、その人の能力がないか、または、まだ、認められていないという事になります。
学生時代にある種の資格を取得して、就職先を探すというよりも勉強できる所を探すと言う事が大切です。お金を貰えて、勉強ができる所を探すというのが就職活動ということです。
最終的にそれが見つからなければ、給料(手当て)なしでも勉強させてもらうために見習いとして働かせていただきますという事になります。
私は、サッカーばかりやっていたので、先のことなど考えず、単純に経済学部に入り、大学生活を2年間過ごしたところで、進路をトレーナーの道に決めました。
大学で、フランス文学を勉強して大学、学校の先生になるのなら分かりますが、一般の会社に入ろうとしても入れないのが当たり前と思いますがいかがでしょうか。また、経済学部、法学部を卒業するというのも似たり寄ったりだと思います。
要するに、学生時代に、何のスペシャリストになるのかをはっきりさせずに4年間を過ごしたら、就職先は無いのが当たり前だと思うのですが、そうではないのでしょうか。
私の子供達も将来の職業の希望が何もなければ、まず、何でもいいから働いてみる。それから、必要ならそのための勉強をする方が良いと思うのです。
少なくとも大学へ行ってから考えるなどという昔の良き時代とは、これからの時代は違うと思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

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