staff meeting

 4日に成田からアブダビ経由で朝7時30分にミラノマルペンサ空港に着いた。
10時のミーティングに間に合わせるために、あらかじめ予約してあったレンタカーに乗ろうとしたらミーティングは延期との知らせが届き、がっかりしたが、午後にミランの本部に行って契約書にサインが出来たので、これで1年間は、子供の学費が払えると思った。
サラリーマンでない父親は、みんなそう感じると思うけど私だけかな?

なぜアブダビ経由を選んだかというと、一般の航空会社の片道切符は途轍もなく高いが、ロシア系、アラブ系は、片道でも安いのでアブダビ経由にした。そして 特にETIHAD航空は、ALITAIA航空と提携しているため、マイルが加算され、来年の5月の本帰国には、この貯めたマイルでALITALIAの帰りの便を取ろうと考えている。
すべては、計算済みだ!素晴らしい!

5日昨日は、友人宅、プライベートの患者2人を治療し、2日目を終えた。早くも現金を獲得した。ユーロの持ち合わせがないから当然の行為だ!

6日今日は、朝9時にミラネーロを出発し、ミラノ市内のクリニックに行き運動負荷テストを受けてきた。

プロアマ関係なく選手、スタッフは、このテストが義務化されており、トライヤルの選手達もこのテストを受け、パスしないとスポーツ活動を行えないようになっている。
私の順番の前には、テニスの15歳くらいの女の子、私の後には、サッカー少年が来ていた。
このテストを専門にやっているクリニックだった。
スポーツの種類によってテストの内容が違うようで、受付の女性が、電話での問い合わせに答えていた。テニスの少女は、50€を払っていたし、自転車は、レベルによって70€と100€の違いがあるようだ。

このテストを毎年受けているのだけれど、それぞれのクリニックに寄ってかなりのばらつきがある。しかし、重要なのは、負荷心電図の結果だからその他は、どうでも良いのだろう。
私の負荷心電図テスト OK、肺機能テスト OK、尿検査 OK、視力は眼鏡でOK だった。

午後は、ガットゥーゾ監督が、メディカルスタッフを集めて自分の考え方を熱く語った。
彼らしい熱弁だった。
1)我々は、家族だ!グループだ!どんな事でも話し合って、助け合って解決して行こう。最終的な責任は、俺がとる。

2)何か選手に起こったり、訴えがあったら様子を見るというような時間を無駄にするようなことはしないでほしい。つまり、診断に全力を尽くしてほしい。俺はそれに従うから

3)後から ほら言っただろうという事は、禁句である。毎日2時間から3時間前には、ミーティングを開くから、選手の様子を報告する際にこうすべきという意見をしっかり伝えてほしい。

今までにいろんな監督と仕事をしてきたが、シーズン開始に当たってこのように医療部全員を集めてミーティングをした監督は、初めてだった。この後、用具係4人を集めて別のミーティングをやったので、ガットゥーゾらしいと思う。

明日から2日間シーズン開始の前のテストをし、月曜日から合宿が始まる。

時間を作って様子を皆さんに伝えたいが、続くかな?












コメント

  1. こんにちは。突然ですが質問よろしいでしょうか。シーズン開始の前のテストというのは、スプリントやアジリティなどのフィールドテストのことですか?

    先日、NumberWebの記事でミランをはじめ、欧州のクラブではメディカルチェックやフィールドテストの結果だけでなく、どんなトレーニングを実施したか、トレーニングやゲームへの露出の時間など選手個人に関する様々なデータが蓄積されていて、傷害予防等の目的で活用・共有されていると読みました。
    こういった選手個人の傷害予防のために、メディカル的なものだけでなくトレーニングのGPSデータなど多角的にデータをみて分析するのは、遠藤さんたちトレーナーが行っているのでしょうか?

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  2. 基本的にフィールドテストです。 1か月のオフの後の現在の身体の状態を知るためのテストです。トレーニングしてきた選手とそうでない選手では、メニューを変えなければなりませんから。

    国によってそれぞれの仕事のポジションの名称が違いますが、戦術、技術(監督、コーチ、ゲーム分析等のポジション)とフィジカル、メディカル(フィジカルコーチ、医師、PT、その他)のグループに分けられ、その中でGPS等を使うグループは健康(怪我、病気でない)な状態の選手なので、基本的にはフィジカルが責任者です。走行距離、筋力、心拍数等は、フィジカルコーチが分析します。
    ただ、健康でも、過去の既往歴を基に予防のためのトレーニングが必要な選手はは、メディカルが担当します。
    その時々でメディカル、フィジカルの範疇は変わりますが、基本的にはこんな感じです。
    システム(体制)にもよりますが、メディカル、フィジカルの担当者がしっかりとコミュニケーションを取らないとうまくいかないように思います。

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