創作料理
先週は、日本からお客さんが来ていたし、重要な試合もあって、ちょっと忙しかったが、今週はinternational match dayでゆっくりできそうだ。
今回の来客と2回レストランに行ったが、最初は、イタリア料理店「GIANNINO」に行き、もう一軒は「FINGERS」というお店に行った。
このGIANNINOは、ミランの役員等がオーナーとなったレストランで、ミランの関係者のための部屋があり、壁には、たくさんのミランの写真が飾られている。
そして、fingersというレストランは、ミランのシードルフ選手がオーナーであり、開店の時に招待されて行き、そして、話のタネにと女房と息子の友達のイタリア人の両親と行ったことがある。
私は、日本から来たお客さんをここには連れて行く気にはならなかったが、お客さんがこのお店に行きたいと言ったのでそれではということになり、行って来たのである。
この「FINGERS」というレストランは、日本料理店である。しかし、日本料理をベースにしただけでもう日本料理の範疇を遥かに超へ、この店のオリジナルの創作料理になっており、友人日く、「これは、日本料理店ではないね。」、まさにその通りであった。
客層も綺麗な女性を連れた紳士が多かったし、雰囲気もとても良い感じだ。きっと日本で言えば、洒落たイタリアレストランに彼女を誘って行くと言った感じといえば想像できるであろう。
ここの店長は、日系ブラジル人でブラジルの日本料理店で修行していたと聞いている。私は、サンパウロには何回も行っているので分かるが、ブラジルの日本料理店は、日本の寿司屋その物である。
ミラノには、3種類の日本料理店がある。
1つは、日本よりも美味しいくらいのものを食べさせてくれる店。
次に、主に中国人が日本料理店を経営して本場日本に近いがほんの少し味が違う店。
そして、このFINGERSのように創作日本料理の店である。
私は、日本よりも美味しいくらいという日本料理店をやっぱり好むが、お客さんは、このFINGERSを大変気に入ったようで、この店が、日本に出来たらきっと流行るだろうなと言っていた。
これに私は、ハッとした。
私には、日本食は、こうあるべきという固定概念があり、それ以外は邪道であると勝手に思い込んでいるのであった。だから 日本人客は、みんな創作日本料理を肯定しないだろうと勝手に思い込んでいた。
しかし、このお客さんのように3日間のイタリア料理から解放され、美味しい物は、美味しいと感じることは純粋に美味しいのである。
サッカーにしても何においてもそうだろうが、現在に至るまでの歴史を尊重し、伝統を守って将来に向かって進んでいくことは、重要であるが、それがすべてではないし、それにこだわる必要もない。
我々サッカー関係者が、当たり前と思っていることが、他のスポーツ界や、他の分野で活躍する人から見たら無駄であったり、工夫の余地が十分あったりすることは多々ある。
そんな中で、少なくても自分が良いと思ったことは、試みて、失敗し、そして 考えてみて、また 試みることが大切なのだろう。
そして、結果として、基に戻ってしまうのもまた良いことだと思う。
一番いけないのは、そこで止まっていることであり、「止まっていることとは、後退への第一歩である」というのをどこかで聞いたことがあるが、まさにこれである。
伝統を素直に受け入れ、そして 自らのオリジナルを加味することも一つのやり方だろう。
このfingersは、まさに日本料理を基に世界中の人々が好むメニューを開発、研究している。
これが、世界に対しての日本人の一つの生き方の見本なのかもしれない。
我々の東洋医学もこの創作日本料理とまた同じなのだろうと自問している。
今回の来客と2回レストランに行ったが、最初は、イタリア料理店「GIANNINO」に行き、もう一軒は「FINGERS」というお店に行った。
このGIANNINOは、ミランの役員等がオーナーとなったレストランで、ミランの関係者のための部屋があり、壁には、たくさんのミランの写真が飾られている。
そして、fingersというレストランは、ミランのシードルフ選手がオーナーであり、開店の時に招待されて行き、そして、話のタネにと女房と息子の友達のイタリア人の両親と行ったことがある。
私は、日本から来たお客さんをここには連れて行く気にはならなかったが、お客さんがこのお店に行きたいと言ったのでそれではということになり、行って来たのである。
この「FINGERS」というレストランは、日本料理店である。しかし、日本料理をベースにしただけでもう日本料理の範疇を遥かに超へ、この店のオリジナルの創作料理になっており、友人日く、「これは、日本料理店ではないね。」、まさにその通りであった。
客層も綺麗な女性を連れた紳士が多かったし、雰囲気もとても良い感じだ。きっと日本で言えば、洒落たイタリアレストランに彼女を誘って行くと言った感じといえば想像できるであろう。
ここの店長は、日系ブラジル人でブラジルの日本料理店で修行していたと聞いている。私は、サンパウロには何回も行っているので分かるが、ブラジルの日本料理店は、日本の寿司屋その物である。
ミラノには、3種類の日本料理店がある。
1つは、日本よりも美味しいくらいのものを食べさせてくれる店。
次に、主に中国人が日本料理店を経営して本場日本に近いがほんの少し味が違う店。
そして、このFINGERSのように創作日本料理の店である。
私は、日本よりも美味しいくらいという日本料理店をやっぱり好むが、お客さんは、このFINGERSを大変気に入ったようで、この店が、日本に出来たらきっと流行るだろうなと言っていた。
これに私は、ハッとした。
私には、日本食は、こうあるべきという固定概念があり、それ以外は邪道であると勝手に思い込んでいるのであった。だから 日本人客は、みんな創作日本料理を肯定しないだろうと勝手に思い込んでいた。
しかし、このお客さんのように3日間のイタリア料理から解放され、美味しい物は、美味しいと感じることは純粋に美味しいのである。
サッカーにしても何においてもそうだろうが、現在に至るまでの歴史を尊重し、伝統を守って将来に向かって進んでいくことは、重要であるが、それがすべてではないし、それにこだわる必要もない。
我々サッカー関係者が、当たり前と思っていることが、他のスポーツ界や、他の分野で活躍する人から見たら無駄であったり、工夫の余地が十分あったりすることは多々ある。
そんな中で、少なくても自分が良いと思ったことは、試みて、失敗し、そして 考えてみて、また 試みることが大切なのだろう。
そして、結果として、基に戻ってしまうのもまた良いことだと思う。
一番いけないのは、そこで止まっていることであり、「止まっていることとは、後退への第一歩である」というのをどこかで聞いたことがあるが、まさにこれである。
伝統を素直に受け入れ、そして 自らのオリジナルを加味することも一つのやり方だろう。
このfingersは、まさに日本料理を基に世界中の人々が好むメニューを開発、研究している。
これが、世界に対しての日本人の一つの生き方の見本なのかもしれない。
我々の東洋医学もこの創作日本料理とまた同じなのだろうと自問している。
7月に嫁が視神経炎になり左目の半分がぼやけて見えにくい状態が続いています。頭痛などもあります。東京にその専門の鍼のところがあるらしく( 翁鍼灸治療院)聞いてみようかと思っています。なにかアドバイスがあれば教えてください。
返信削除kageyama
日本でのラーメンなんかもある意味本来の中国のものから
返信削除日本なりに創作されてきたものでしょうし
これという固定観念ではなく何でも創意工夫が必要でしょう。
とはいえ伝統ってのもこれまた大切なものですけどね・・・