「目指せ 国立!」高校サッカー選手権

今日、朝、起きて 日本のTVチャンネルをつけたら 高校サッカー選手権の決勝戦をやっていました。試合は、後半の20分でしたが、それから試合終了まで子供とハラハラ、ドキドキと感動しながら観させてもらいました。
なんと15年ぶりの高校サッカー選手権の観戦でした。昔は、何の違和感もなく高校生の青春サッカーを観ていて感動してましたし、昔の自分達の青春時代が蘇ってきたりもしましたが、今回の四日市工業と市船の試合も劇的な感動を呼ぶ試合展開で、一緒に観ていた子供も何らかの感動を憶えたようでした。
そこらの感動ドラマよりもよっぽど素晴らしいドラマだったように感じたのは、私達だけではなかったように思います。

ところで、この「高校サッカー選手権」というのは、単に「ユースカテゴリーにおけるサッカー」というより、独立したある特殊なスポーツであるのような感じがしました。
サッカーは、その民族によって表現方法が違い、その文化が現れます。
南米のサッカーとヨーロッパのサッカーとでは、同じスポーツには思えない程の違いがあり、また、同じ南米でもブラジルとアルゼンチンでは、戦い方も違います。
この「高校サッカー選手権」というサッカーもまた、ブラジルサッカー、アルゼンチンサッカーのように独特な雰囲気を持っているサッカーであると強く感じました。
そこには、選手それぞれが、「その状況で何が必要であるか」、「どうすれば試合に勝てるのか」、「そのために今どうすべきか」というサッカーの試合に臨む根本的な個人のアイデアなどが感じられず、「青春に悔いなし」で身体を張って無我夢中でがんばる。それが美しいと人々の感動を呼ぶのです。
例え、残り時間が、あと1分で、1点リードしていても、ボール回しなどをして時間を稼いだりは、絶対しない。もし、しようものなら、非紳士的なプレーで レッドカードでも受けてしまうかのようなそんなプレーばかりでしたね。
18歳前後の青年が、純粋に攻めて攻めて攻めまくる。残り時間がロスタイムであろうとも、自分達がリードしていようが、負けていようが、いつも一生懸命に同じことする。そこには、アイデアの欠片もない。ただ、ただ前進するのみだ。それが攻撃だ それがサッカーだ。
そして、それが、観ている者にとっては、大変美しく見え、結果の勝ち負け以上に美しく、そして、力一杯に戦って勝敗がきまる美しさが、また感動を呼ぶ。これが、「高校サッカー選手権」というスポーツなのだろう。テレビの実況者も解説者もそれを盛り上げてみんなで感動していた。私達家族も感動していた。
この「高校サッカー選手権」というスポーツは、サッカーに似たスポーツで、サッカーでは無く、高校サッカー選手権というスポーツだと強く感じました。
今回の試合は、「ドラマ」としては、大変感動しましたが、単なるサッカーの試合としてみると日本のサッカーは、まだ、かなり遅れているなと感じました。
「青春に悔いなし!」


コメント

  1. 高校サッカー選手権については年々質が下がってるように思えますね。とゆうのも有望な選手はみなユースに流れているのであの決勝のニチームは高円宮杯決勝の広島ユースや札幌ユースには選手の質やチームとしての完成度は遠く及ばないなあと見比べたら思いました。しかしやっぱりドラマ性としてはやっぱり高校選手権とゆうのは大変感動しうるコンテンツだと僕も思いますね。

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