たばこ

私は、煙草を吸わない。もっぱらアルコールだけである。それも外で飲むより飲んだらすぐ寝れるから自宅で飲むのが好きである。

フッと思ったが、喫煙家は、仕事中も何かにつけて一服する。そして こちらイタリアでは、一服だけではなく、それにカフェタイムも入るのである。
仕事中も、煙草で一服、そして、カフェで一服と何かにつけ休憩が入るので、私は、手持無沙汰になってしまうことがよくある。
集合時間に遅れて来た同僚が、来て最初の一言が、「ちょっと待っててカフェしてから始めよう」なんて言われたら、こちらは、切れてしまいそうになるのであるが ここは、イタリアしょうがないとあきらめる。でも他の同僚は、「早く行って来い」待ってるからと言い、寛大なのである。
これは、私のような真面目な人間には、相手をバカにしている行為にしか思えないのであるが、皆さんはどうであろうか。

しかし、私も成長したのか、こんなことを思うようになった。
私にも何か煙草の代わりになる物はないだろうか。

それは、エスパルス時代の部長が大の煙草好きだった。
彼を良く観察すると、煙草吸う時は、いつも天井を見ているような仕草で煙草を吸うのである。そして 一機に大学ノートに向かって書き始め、灰皿の煙草は、その後一度も吸われることなく、終わってしまうこともあったのである。そして、その時、私は、それだったら「最初から煙草吸うなよなー」と思ったこともあった。
しかし、今考えると、彼は、煙草を吸うための時間を作ったのではなく、考えを整理するために煙草を吸う時間を作ったのであった。当時の私は、「おやじー、ボケちゃったのかと思って心配した」と言ってからかったことがあったが、今、私に必要なのは、ちょっと休憩し、考えてみる、整理してみることなのかもしれない。

性格的に待ってられない。今できることは、今やりたい。今終えてしまいたいのだ。その先のことを考えて、今、何をすべきかということが出来ないのである。
これは、性格だからしょうがないが、生い立ちを考えるとわかる気がする。
両親を始め、周りの先生たちもしつけにおいて 「何でも早くしなさい、何をのろのろしてるの」とせかしたのである。
部長のお母さんの話を聞いたことがあるが、私の両親と全く違うということを感じたことがあった。
最近、何かで読んだが、子供に対して 「早くしなさい。遅れちゃうわよ」は絶対の禁句だそうだ。考えると最もだと思う。
「のろのろ食べてたら、口の中でウンチになっちゃうよ」なんて 言われるものなら一生懸命呑み込んでしまうのも 分かる気もするし、何も考えないで、現在を夢中で走らされるのである。

まあ、昔のしつけは、「何でも早くやりなさい、他人に迷惑をかけてはいけません」の世界だったから 素直な私は、そちらになびいてしまうのは仕方がなかったのかもしれない。
と思いつつ、同じことを子供に言っているのが私である。

では、これをどう解決すればようだろうか。

今から煙草を始めるのも馬鹿らしい。アルコールは、思考回路が欠如するからダメ、何かないだろうか

コメント

  1. そこで一服乾布摩擦してみます?(笑)

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  2. ラジオ体操第1!
    冗談ではなく,我が家の奥さん(Blackfacedsheepさん)はNZで楽しんでいます。
    時間がなければ,深呼吸だけでもいいのでは? タバコもアルコールも,けっきょく深呼吸に結びついているんだし。

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  3. タバコ好きな元部長です。引退した今でも、一服したタバコを灰皿に置いて席をたち、そのまま忘れてしまうこと日常茶飯事です。本当に呆けてしまったのかもしれません。ところで、このブログ、ミキチャンから聞いて愛読しています。10月のブログの中で、選手にテープを巻きながら「試合前がオレの試合だ」との”セリフ”。遠藤クンらしい一言で、気に入っています。

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  4. ガムをかむ
    詩集の文庫本をポケットに
    煙草の形のチョコ
    聴いたことのないCDを聴く
    コミック漫画
    するめをシャブル
    美しい文を暗記する

    先日コウイチ君と飲みました。
    清水と付いた小学校の時のユニフォームをみました。
    決勝で俺のセンタリングをヘディングで外しただろうと
    言われました。
    先日、目の件ありがとうございました。
    kageyama

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