早食い

ミネアポリスからサンフランシスコに昨日移動し、アメリカ遠征最後の試合(対バルサ)が明後日となった。

オーナーが代わって色々上層部は出入りがあるが、現場に変化がない。大物選手の移籍報道もあり、外野はかなり盛り上がっているようだ。

シーズンが始まって約1ヶ月が過ぎるが思うようにいかない。 同僚にまともな者がいないと仕事がやりづらい。

我々のようなトレーナーは、選手が全力を出し切れるような身体、精神を整えることが仕事だ。

ある意味、こういう仕事が好きでないとできない。

ある時は、労働時間を超えることもあるし、無理をしなければならない時もある。しかし、根底に仕事が好きだからできるのだ。

そう考えると日本人は良く働く。 イタリア人が働かないのではなく、日本人が働きすぎるのかもしれない。

ただ、皆さんが思っているほどイタリア人は働かないという訳ではない。働く人は、日本人より働いているかもしれない。

ミラン(どこのクラブもそうだが)は、クラブの組織として、強化部、育成部があり、それに並んで医療部がある。日本のように強化部の下に医療部があるわけではない。

Dr.Mazzoniは、この医療部の責任者であり、トップチームのドクターである。アメリカ遠征に来ても育成のドクターの件、トレーナーの件とか、新加入選手のメディカルチェックの指示、そしてトップチームの選手の食事等の世話、次から次へとこなさなければならない仕事がたくさんある。

傍から見ていてもよくぞミスをせずにこなしているなと感心する。

このドクターは、物静かで人当りも良く、なんでも親身になって相談に乗ってくれる。
一見、小太りの優しいおっとりしたおじさんだ。

しかし、普段のしぐさから想像できないのが、大食いで早食いだ。

昼食が取れない事もよくあるようで、食べるときに食べておかないと身体がもたないと言っていた。また、仕事に追われているから 常に早食いだ。本人は全く意識はしていない。

私は、仕事はできないが早食いだ。最近は、それを直そうと思っているが、癖でなかなか治らない。

知らぬ間に早食いになってしまう。

身体に決して良い事ではない。誰もが分かっている。

以前こんな話を聞いたことがある。

人を採用するときは、一緒に食事をして一番早く食事を終える人から採用するとハズレがないと言っていた。

全くその通りだと思う。












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